おすすめ楽譜：「ジャズの練習―ジャズ・ピアノ・テクニカル・メソッド」

ジャズの練習―ジャズ・ピアノ・テクニカル・メソッド

• 作者:
• 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
• 発売日: 2004/06/03
• メディア: 楽譜

ジャズ版のハノンが欲しい！

この本を探し当てたきっかけはそんな風に思ったことである。
手当たり次第に読み比べ、ようやく見つけた本である。

ジャズハノンも昔買ったのだが、どうも期待していた内容ではなかった。

この本の特徴は、
・コード／スケール／慣用句的フレーズの練習曲が12のキーで書かれている
・左手のヴォイシングがジャズ・ハーモニーに対応している
・オープン・ヴォイシングの練習まである

これらの特徴を備えたジャズ・ピアノの練習曲集は他にないと思われる。

ただ、少々残念な点もある。

それは、左手のヴォイシングが12のキーで書かれているとはいえ、
やや機械的あるいは数学的に移調されており、必ずしも最適な
音域に配置されていないという点である。実に惜しいと思う。

あと、イラストが子供っぽく、ジャズの雰囲気が全くない・・・。

それにしても、筆者のこの本で示した方向性には、
大きく賛同しているため、是非大幅に改良した第2弾を期待したい。

コメント 4

こんばんは。
またまた、コメントします。
この間アドヴァイスして頂いた。
コードのスケール練習に良さそうですね。
こういうのは持ってなかったので、検討してみます。
by makinemo (2005-11-10 21:49) 

> まきのすけ。さん
コメントありがとうございます。
この本のコンセプトに"体で覚える"ということがあるようです。
"体で覚えながらおいおい考えていく"というのは、
とっても有効だと思っています。
この本のように12のキーでジャズの練習ができるものが
もっと増えてくればいいのですけど。
by jzpf (2005-11-10 21:54) 

ギターだと12キーで弾くのは何てことないんですが（フレットずらすだけ）、
そのかわり指癖が出がちなんですよね〜。
やっぱり最後は歌心なのかな〜。
by Ryo (2005-11-11 09:36) 

> SWEET16さん
nice!&コメントありがとうございます。
指癖も、他の人が真似できないような個性が出ていれば
かっこいいですよね。
ジャズでは、歌心の背後にビート感がないと
魅力が感じられないような気がします。
by jzpf (2005-11-12 00:17)