ジャズ・フレーズを携帯で記譜する方法 [携帯・PDAを音楽ツールに?]
前回の方法では、1音ごとにアップダウンを示す必要があり、
かなり入力しづらいものがあった。
そこで、コードにおける度数を数字で表現することにした。
また、前回までにも行ってはいたが、あらためてここで説明すると、
実際にフレーズを記譜する前に、次のような準備をすることにした。
1.フレーズを作るベースとなるコードネームを書き出す
2.1段空けて3段目にコードの機能を書き出す
3.真ん中の段にAvailable Note Scaleを書き出す
以上の作業をあらかじめ1曲分仕上げておく。
この作業はザウルスSL-C860で十分こなせる。
携帯でできないこともないが、参考にする楽曲の譜面を画面上で
確認するのは相当困難である。
ザウルスならば、GIFやJPEGで書き出したものでも、PDFでも
譜面を画面上で確認しながらコードを書き出す作業が可能だ。
さて、このようなコードの書き出しが1曲分できたら携帯に
メール送信し、4小節分だけ切り取り、そこからフレーズを
次のように作っていく。
| Gm7 | C7 | Fmaj7 | G♭7 |
G Dorian, C Mixo-Lyd or Alt or Com-Dim, F Ionian or Lydian, G♭ Lyd♭7
F:IIm7,V7,Imaj7,♭II7
| 0.5 R#45♭7978#5 | 3♭21-R↓♭7♭66 | 4.0 - | R |
■入力のルール
・音符の長さ:
四分音符を「1」とする。八分音符は「0.5」。
変更がない場合は省略する。
・音の高さ:
そのコードにおける度数であらわす。
オクターブ移動は「↑」「↓」を使う。
「#」「♭」は小節内でも引き継がれないこととする。
・休符:
「R」であらわす。
・タイ:
「-」であらわす。
1小節内でコードが変わる場合は今回出てこなかったが、
カンマで区切るなどすれば対応可能だと思う。
コメント 0